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熊本ここだけの話

浜風・潮風・街の風

2008/05/27 14:12

港が見える横浜のホテルに泊まった。

1859年の横浜港開港以来、横浜は文明開花の先端の街として急速に発展した町であるが、現在も全国有数の人気スポットがたくさんある。

海から吹いてくる風のことを「浜風」と呼ぶが、ホテルのすぐ前の山下公園でも体に心地よい朝の浜風が吹いていた。海沿いの長い散策道ではジョギングやウォーキング、ベンチで新聞を読んでいる人、釣りをしている人、或いは一世を風靡した太平洋横断の豪華客船「氷川丸」の威風堂々としたその存在感や新興著しい「みなと未来」の建築群などなど、どの方向を向いてもさまざまな光景が目を楽しませてくれる。

潮風という言葉も同じように海からの風のことであるが、ニュアンスが少し異なる。ハマナスが揺れて咲く丘に吹く風は「潮風」が合うし、潮騒を聞きながら遠く故郷を想うときはやはり「潮風」が似合う。

 

お洒落な町、行ってみたい町には幾つかの共通点がある。海と街が近接しているところだ。横浜のほか、小樽、函館、神戸、博多、長崎などがそうであり、何れもが歴史の町でもある。

DSC00839 (小).JPG横浜はもともと小さな漁村だったが、ペリーの来航以来何かと騒動が絶えなかった時期に、時の幕府が日本人と外国人を遠ざけるために交通の要所でなかった横浜を開港したという。まさに歴史の分かれ目が現在の横浜の発展につながってきた。

熊本にも港はいくつかある。明治の三大築港といわれた三角西港は歴史観光港として再生のきっかけをつかもうとしており、熊本港や八代港においてもその機能を充実し港のセールスに一生懸命取り組んでいる。しかしながら浜風や潮風が当たる街の工夫がいま一つ足りない。或いは街の風を感じる海辺がない。この3つの風が吹きぬけるエリアを熊本にも新しくつくるべきなのかも知れない。

横浜では日産自動車が2010年までにみなと未来地区に世界本社、日本事業関連の主要機能を集中させる。

「浜風、潮風、街の風」が交叉する空間に人は行ってみたい、住んでみたいと思うし、仕事をしてみたいと思うのだろう。

さて、熊本で風を吹かせるには誰が何をどうしたら‥‥‥。

(企業立地課 小野上)

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