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熊本ここだけの話
滞納は許さない
2009/01/08 15:13
新年早々の1月7日、県庁地下大会議室で、県・市町村合同公売会というイベントがあった。税金滞納により差し押さえた財産を入札や競り売りによって処分していくというもので、県と14の市町村との合同で開催されたものだ。皿や壷、絵画、版画などが次々に競りにかけられ、競り参加者が番号札を上げて値段を告げていく模様は、テレビで見るオークションの風景と同じだ。競りを執行する人は勿論県の税務担当の職員だが、なかなか巧妙なさばきぶりであった。
一方、入札対象の物件は最低入札価格が100円の品から40万円のものまで、電気製品、時計、生活用品などの品が別室にズラリと並び、札を入れようとする人たちでごった返していた。全部で約200点の品だと聞いたが、中には小さな子供が可愛がっていたのかなと思われるぬいぐるみみたいなものもあり、ちょっと複雑な気持ちでもあった。
オークションといえば、90年代半ば頃に「ハンマープライス」というテレビの人気番組があり、いろいろな品が高額で落札される模様を溜め息混じりに見ていたことを思い出す。また、ゴッホの絵が百数十億円で日本人資産家が落札したというオークションも記憶に残っている。最近ではネットオークションが人気で、経験のある人には覚えがあるだろうが、ついついはまってしまうのがこのオークションでもある。
税金の滞納は決して許されるものではないが、止むに止まれず差し押さえられ、公売にかけられた品には、使っていた人の愛着やぬくもりもきっとあるに違いない。縁があり落札した人が新しい愛情と温もりをかけていただければと切に願いたい。
(企業立地課 小野上)