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スタンフォード便り

カリフォルニアの夏の海

2008/08/17 17:13

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日本は8月のお盆休みも明けて、皆さん、酷暑の中、職場に戻られた頃と思います。
今年も日本の海は、海水浴でさぞかしにぎわったことでしょうね。

さて、カリフォルニアの夏の海と言えば、何を連想されますか?
きらめく太陽、ビーチで日向ぼっこする人々、サーファー、ビキニスタイルで闊歩する若者達・・・でしょうか?
以前、私が描いていたのも、前述のとおりのイメージでした。
実は、私達の多くが持つこうしたイメージは、ロスアンゼルス、サンディエゴ等といった南カリフォルニアの事なのです。
このイメージ通りの有名な「サンタモニカ・ビーチ」は、サンフランシスコから約640kmも南下したロスアンゼルスにあります。

ところが、私が住んでいる北カリフォルニア、即ち、サンフランシスコ湾岸界隈(ベイエリアと呼びます。ただし、同じベイエリアでもサンフランシスコから1時間程南下した、太平洋岸から離れたシリコンバレーは温暖です。)では、夏に海水浴を楽しむことはできません。
ベイエリアの太平洋の水は氷のように冷たく、数秒水につかっただけで寒さで震えます。

かの有名なマーク・トウェインがサンフランシスコ(ベイエリア)の夏を称してこう語ったそうです。
「私が知っている最も寒い日は、サンフランシスコの夏の日だっのたよ」と。

ベイエリアの寒い夏の海の理由は、ずばり「サンフランシスコ沖を流れる寒流」の影響だそうです。
このため、有名な「霧のサンフランシスコ」が生まれ、その霧がたちこめる日には日中の気温が12~13度という寒い夏の日になるのです。

ベイエリアと同じ太平洋岸で、サンフランシスコから車で3時間ほど南下したところにモントレーという町があります。
ここは、海釣りを楽しむには絶好の場所であり、有名な水族館があり、スタインベックの小説の舞台となったカリフォルニア
文化の発祥の地とも言われている歴史ある港町です。
ここでは、シーカヤックやセイリングといったマリンスポーツが盛んで、北カリフォルニアの人が海に行くと言うと、大半が
「モントレー」に行くんだろうな、と思い浮かべるところです。
そこで、マリンスポーツを楽しむ人々は、みんな真冬用のぶ厚いウエットスーツを着て、海水の冷たさ対策を十分に考慮した
上でスポーツを楽しんでいます。
もし万が一にも誤って海に落ちてしまい、その際何の予防策(冬用のウエットスーツ着用)も取っていなかったら、水の冷た
さで体力を失い、凍死してしまう恐れがあるからです。その上、沖合の海流は流れが速く、泳げるような状況にはありません。

太陽が燦々と輝く「カリフォルニア」の一般的なイメージとはほど遠く、ベイエリアの夏の海は、そんな危険な所でもあるの
です。