スタンフォード便り
アメリカ大統領選挙カウントダウン
今日(11月3日)は、アメリカ大統領選挙イブです。
本番の大統領選挙を明日に控え、期日前投票の最終日でした。
早朝ニュースでは、全米各地の会場で、仕事前に投票を済ませようと期日前投票に臨む有権者の長蛇の列が報じられていました。サンノゼにある事前投票所をのぞいてみたところ、投票会場のパーキングスペースは満車で、駐車スペースを探す車の行列が見られ、投票会場内は、大勢の有権者の熱気が感じられました。
10月以来優勢が報じられているバラック・オバマ氏、「最後まで勝利を信じて戦おう」と劣勢を挽回しようと訴えるジョン
・マッケイン氏。両候補は今日、本番前の最後の遊説に際して、勝利を決定付けるスウィング・ボーター(浮動層)獲得
のために、それぞれターゲット州を訪れました。今日1日の移動距離はオバマ氏1,137km、マッケイン氏は5,854kmであったそうです。
1年間の長丁場であった大統領選挙。この間、両候補者は、大統領としての資質のみならず、資金収集能力、人員動員力、体力等、あらゆる点においてリーダーとしてふさわしい人物か、また、国民一人一人の生活にどんなメリットをもたらす人物なのか、全米を駆けめぐる遊説において、また3回にわたって行われた大統領候補者ディベートにおいて、あらゆる角度から両候補の主張・人物が分析されました。
明日11月4日(11月第1月曜日の翌日の火曜日に実施すると決められている。)に行われる本選挙は、全米各州に割り当てられている選挙人票を獲得するための戦いとなります。各州で政党が指名する大統領選挙人の数は538人。これは、州によって配分されている連邦下院議員数(435人)と連邦上院議員数(100人)の合計で、首都ワシントンDCは特例として3人の選挙人が配分されています。
メーン州とネブラスカ州を除く全州では、一般投票の結果、多数を占めた候補者がすべての選挙人を獲得する「勝者独占方式」を採用しています。これは例えば、フロリダ州の一般選挙では、共和党候補が民主党候補を1票差で勝利した場合でも、共和党候補が同州に割り当てられた選挙人25人全員を獲得することができるというものです。そして、538人の選挙人総数の過半数に当たる270人以上を獲得した候補者が事実上大統領に当選するということになります。
勝敗の結果が選挙人獲得数で決定され、一般投票数で勝っても選挙人獲得数で負け、大統領当選を果たせないこともあります。この例として、2000年の大統領選挙(ブッシュvsゴア)があり、この時、民主党のゴア候補は得票数で5016万票を獲得し、共和党のブッシュ候補の4983万票を上回ったものの、選挙人獲得総数は267人で、ブッシュ候補の271人を下回ったために落選しました。
今回、有権者の関心は非常に高く、既に有権者総数の30%が期日前投票を済ませており、その傾向から11月3日午後10時現在、3大ネットワークの一つであるCBSによると、選挙人獲得数は民主党のオバマ候補53%、共和党のマッケイン候補44%をそれぞれ獲得するとして、オバマ候補の優勢を報じています。
さて、明日の夜、どちらが混迷のアメリカを導くリーダーとして選ばれるのでしょうか?楽しみです。