世界の造船業をリードする存在
同社は、2013年、ユニバーサル造船株式会社と株式会社アイ・エイチ・アイマリンユナイテッドが統合して誕生しました。社名には、「日本の造船連合として、世界の造船業のリーディングカンパニーを目指す」との思いが込められています。同社の柱となるのが、世界トップクラスの設計・開発力と造船設備を生かした商船事業。タンカーや撒積(ばら積み)船、コンテナ船、液化ガス(LNG・LPG)船、自動車運搬船、フェリー、オフショア支援船などの多種多様な船舶を建造し、世界経済の大動脈である海上物流の発展と世界の海洋開発に幅広く貢献しています。
大型船建造で地域経済をけん引
神奈川県横浜市にある本社のほか、全国6拠点の事業所にはそれぞれに特性があります。その中でも、有明事業所は1973年4月に操業した日立造船株式会社有明工場にルーツを持ち、当時から地域の雇用や経済をけん引してきました。総面積107万㎡の敷地には、620m、420m(いずれも幅85m、深さ14m)の2基のドックと巨大なクレーン4基など、同社最大かつ最新鋭の設備を備えており、国内屈指の造船工場として、30万tクラスの超大型タンカーや鉄鉱石運搬船といった大型商船を中心に、年間に7~8隻を建造しています。
造船業は今後、需要回復の見通し
船舶は国内外でその数や利用状況、需給バランスなどが把握されているのが特徴。新型コロナウイルスの感染拡大によって落ち込んでいた需要は今後徐々に回復していく見通しで、造船業界では次世代の力が求められています。大型船の建造は長期的な計画に則って進められるので、休暇の計画も立てやすく、プライベートも充実させることができます。県境に立地しているため、福岡や長崎など隣県から通勤する社員も少なくありませんが、業界大手の待遇や充実した福利厚生制度が整った職場で、海運事業を支えるやりがいも感じながら安心して仕事ができるのが魅力です。