流体制御に特化し、幅広い産業に貢献
「株式会社ピラー九州」は、「流体の漏れを止める技術」で、石油、化学、上下水道、原子力発電などさまざまな産業を支える1924年創業の老舗メーカー「株式会社PILLAR」の製造子会社です。メカニカルシールやグランドパッキン、ガスケットなどの液体・ガス等の漏れを防止するシール製品のほか、薬液を多用する半導体製造向けには、耐薬品性に優れたふっ素樹脂製の配管部品(ピラフロンシリーズ)を世界中の半導体製造企業に供給しています。
世界の半導体産業で欠かせない製品を熊本から
半導体洗浄装置に使われる部品のひとつである「継手」製品では、世界トップシェアを誇る同社。九州工場は、半導体企業が集まる「セミコンテクノパーク」内にあり、顧客の注文に即応するためのスピーディーな生産体制で高品質な製品を生み出す重要拠点です。2009年に工場を増築し、2018年にはクリーンルームも増床。最近5年間で従業員も2倍にまで増え、着実に成長を続ける「株式会社ピラー九州」。今後も世界的に成長が見込まれる半導体業界で、同社製品が担う役割がますます高まっています。
仕事を改善し続け、自己の成長も促す
部門や世代の垣根を超え、仕事の効率化などの改善活動に取り組んでいる同社。1~2年に一度、ピラーグループ全体が参加する発表会でその成果を披露しており、仕事へのモチベーションアップにつながっています。また、社内外での研修や資格制度などを設け、社員の成長を支援する環境も整えています。