0.1ミリ以下の高精度の製品で世界を支える
身近な電子機器やスマートフォン、パソコンなどに使用される半導体。それが正しく作動するかを検査するための半導体検査システムを開発・製造しているのが「理化電子株式会社」です。1961年に創業し、現在、日本に4拠点、世界6カ国に7拠点を展開。半導体の仕様が次々と移り変わる中、同社は、0.1ミリ以下の微細加工といった高精度の加工技術と対応力で、世界の半導体業界を支えています。
「面白い会社が宇城にあるね」が褒め言葉
ユニークな取り組みの数々も、同社の特徴。グループ企業のスタッフが講師役となり、社内で英会話レッスンを実施しています。他にも、月2~3回ビデオチャットで役員との会話を楽しむ「1on1Cafe」も。これらは、「社員の皆さんのことを知って、秘めている力を引き出したい」という同社・戸田泰子社長のアイデアです。
「職人気質」を新しい魅力に!
「アイデアプレゼン大会」も、そうした取り組みの一つです。日本のモノづくりに欠かせない“職人”の技術を生かしつつ、多方面に視野を広げることで異なる発想が生まれ、それが企業の強みになるとの考えからスタートしました。第1回大会の優勝チームは、高度な加工技術により繊細なデザインを施した「耳かき」を提案。その後、商品化につながりました。「採用の際は、『what』よりも『who』を大事にしています。何を作るかは時代によって変化するので、『この人と一緒に働きたい』と思う事がポイント」と戸田社長。変化・変革を恐れない企業風土が魅力です。