自動車部品に欠かせない表面処理
「旭千代田工業株式会社」は、日本パーカライジング株式会社のグループ企業で、金属を特殊な薬液に浸して表面を改質する「イソナイト処理(塩浴軟窒化)」で国内トップシェアを誇ります。この処理を施すことで金属の強度や耐久性などが格段に向上することから、幅広い産業分野で同社の技術が使われていて、特に、耐久性や耐摩耗性を必要とする自動車のエンジン周辺に欠かせない技術となっています。また、表面処理で品質向上や機能性アップを図るコンサルタント業務も行っています。
九州の顧客を支えて40年目の熊本工場
1944年に愛知で誕生した同社。熊本工場は、1979年に設立され、国内11カ所の工場の中で九州唯一の製造拠点であり、イソナイト処理のほか、プロセスガスを用いた「ガス軟窒化」、炭素濃度を高めて熱処理をする「浸炭焼入れ」の3つの技術を柱にしています。バイク・自動車関連、精密機械メーカーなど、約280社の顧客から表面処理を任されています。
働きやすい社風で成長もできる
アットホームな雰囲気の熊本工場は、40年間勤務するベテランから20代の若手社員まで約50名が働き、基本的に転勤もありません。さらに頑張り次第では、愛知県の本社や海外勤務などのキャリアアップの道も用意されています。また、国家資格の「金属熱処理技能士」などの取得支援や社内勉強会も行われており、入社後のフォローや技能向上の機会がしっかり設けられているのも、安心して働ける条件として魅力です。