独自商品で全国トップシェア
1965年に岐阜県大垣市で創業し、同地の本社・工場のほか、国内5工場の生産拠点と7支店・27営業所を構える「未来工業株式会社」。家庭用スイッチボックスや分電盤などのプラスチックボックス、電線を覆う樹脂製電線管といった、人目に触れることは少なくとも暮らしに欠かせない電設資材や工具、給排水設備などを独自に開発・製造し、販売しています。特許技術を用いた自社ブランド商品は、現在約2万5千品番におよび、製品の品質の高さはもちろん、創業以来赤字なしの健全経営と従業員への厚待遇も高い評価を受けています。
社員を長く成長させる優良企業
同社は早くから完全週休2日制の導入や年間休日数135日以上、1日の労働時間を7時間15分にするなど、社員のワークライフバランスの充実に取り組み、「第1回ホワイト企業大賞」にも輝きました。そこには、同社の社是である「常に考える」ことや「報・連・相を強要しない」などの取り組みがあり、一人一人が常識にとらわれず考え、工夫することで質の高い労働環境が築かれてきた歴史があります。また、終身雇用や年功序列で安心して長く働ける環境の中で社員の力を伸ばすことが、独自性の高い製品開発にもつながり、結果として顧客の支持を得てきました。
30年の歴史を持つ自然に囲まれた熊本工場
菊池市泗水町に、1989年に設立された熊本工場。1998年には第二工場が増設され、送電用保護管などの全社共通製品や同工場独自製品を合わせ、約2,600種を生産しています。また、自然豊かな工場内には野球グラウンドや貯水池、栗園まであり、秋には地域住民にも開放されて栗拾いが行われます。2016年には「緑化優良工場等表彰」で経済産業大臣賞を受賞。人々の住空間を豊かにする同社の電設設備製品は、今後もますます需要が見込まれ、さらなる発展を目指しています。