PROFILE
INTERVIEW
熊本県へ進出を決めた理由は?

熊本に工場を立地した理由は、なんといっても「良質な水」です。
サントリーは「水と生きる」をコーポレートメッセージに掲げており、私たちの製品は水が命です。
私たちのこだわりに合う、質の高い水に恵まれた場所が熊本でした。
また、製造業にはロジスティクスが重要な要素ですが、九州の中心に位置する熊本は、アクセスの良さもポイントでした。
進出してよかったこと、苦労したこと
何より、人材が豊富です。熊本には以前から半導体関連企業なども多く立地し、ものづくりの文化が根ざしているため、プロ意識が高く、適応力のある人材が多い印象があります。
また、人柄もまじめで当社のものづくりにも熱心に取り組んでもらっています。
現在、工場には、200名以上の従業員がいますが、ほとんど地元から採用しています。新卒者の採用も始めましたが、地元の高専などから優秀な学生を採用することができました。
主な事業内容
「水と生きる」という企業理念のもと、豊かな水と自然の恵みをお客様にお届けできるよう、ビール、ワイン清涼飲料などの製品づくりに取り組んでいます。
なかでも、サントリー九州熊本工場は、「ザ・プレミアム・モルツ」などの酒類(ビール)と、「サントリー天然水 阿蘇」などの清涼飲料の双方を生産できる、業界初の「ハイブリッド工場」として建設されました。
当工場で製造した商品は、主に九州エリアのお客様にお届けしています。
今後の事業展開

当社は、事業の中核となる「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「オールフリー」各ブランドのバリューアップと、新価値提案などにより、新たな飲用需要を創造し、ビール類総市場の活性化を図っていきます。
立地を検討している企業へ、メッセージ
工場を立地するにあたって、自治体の支援と地元の方々の協力を受けられたことはとても心強かったと思います。
工場が建設された後も手厚い応援をいただいており、非常に活動しやすくありがたいと感じています。
熊本地震の後、工場の復旧を行っていた時には、地元の方から「早くサントリーの天然水を飲みたいから頑張ってくださいね」と励ましていただき、本当に地元に愛された工場だなと胸をうたれました。
行政と地元の方々と企業が三位一体となってものづくりに取り組める、そんな環境が熊本には整っていると思います。